教室で研修を行いました
2025/02/12(水)
教室で社内研修をしました。しばしば、保護者様に聞かれるとのことで、感覚統合の話をしました。
初歩的な知識のみではありますが、感覚のことを知ることはとても大事です。
何故なら、感じられるけど見えないからです。見えないということは、知識を頼りに想像するしか無いからです。
感覚も感覚器ないし、脳で感じているわけですので、一定の原則があります。
例えば、頭が傾くと、傾きを感じる。
椅子に座って鉛筆を持てば、手に感覚はあるけど、椅子に座っているお尻は、気付いたら感触がない。
走っている時は前を見て、足は見えていないけど、足がどう動いているかはわかる。
全部当たり前のように思えます。
むしろ当たり前すぎて、あまり考えたことがないことばかりではないでしょうか。
しかし、発達途上の子供達にとっては、まだ当たり前でとは言えず、チョキを作ろうと思ったら、チョキになってない、あれれ、なんで?
足がいつのまにか椅子の上に乗ってる。先生に言われて気付いてなおす。ごめんなさい。
それがなんで、感じ取りにくいことがあるのか、考えてみるというのが、この知識を学ぶ理由ではないか、と考えています。
特に感覚というのは、他の人に伝えることができません、これが支援する上で一番難しい部分だと言えます。(なんとか言葉にすることはできますが)
発達のことを考えるというのは、当たり前のことを見つめ直すことが多い気がします。